夏休みの思い出〜キャンプに挑戦!〜
今月のできたよ!
8月のできたよ!二つ目の投稿は、小学1年生の源くんの夏休みの思い出です。
親御さんより
小学生になり、息子の源は初めての夏休みを迎えました。一学期も終わろうとしていた頃に、上の子がキャンプの本を図書室で借りて帰ってきました。どうしても夏休みに家族でキャンプに行きたいとお願いされまして、調べていく中で貸し切り可能のキャンプ場を見つけることが出来、これならコロナ禍でも人混みを避けて楽しむことが出来ると思い、夏休みの思い出作りに行ってきました。
せっかくキャンプに行くなら夏らしいことも子供達に体験させたいと思い、今回はラフティングもプランに入れました。ラフティングの説明を受けるときは、たまたま他の家族と合同だったのですが特段迷惑をかけることもなかったです。ボートに川泳ぎ、焚き火など源にとって初めてのことづくしでしたが、癇癪などもなく、途中で頂いた初めて食べるお菓子も美味しそうに食べ、切り上げる時間でスパッと行動することができました。源は最近爬虫類が好きなのですが、たまたま蛇が川を泳いでいてインストラクターの人が捕まえて蛇を触らせてくれました。蛇が大好きな源は大喜び!また、ボートから川に飛び込んだり、泳いだりする源は、本当に良い笑顔でとても楽しそうでした。
キャンプでは、去年までは怖がってできなかった花火も今年はチャレンジすることができました。テントで寝ることも抵抗がなかったようで、朝までぐっすり。次の日は水族館でイルカーショーをみたのですが、大人しく座って見ていることが出来ました。お土産にキーホルダーを買ったのですが以前であればリアクションもなく選ぶことができなかった源が、これが欲しい!と、自分の好きな海の生き物のキーホルダーを選ぶことができ、習い事のカバンに嬉しそうに付けていました。初めてのキャンプは私が思ってた以上にスムーズで、最高に楽しい夏の思い出になりました!
数年前、上原さんのコンサルを受けはじめた時の息子は1日の大半が癇癪でした。なので、癇癪の対応で家から出れない日も何日もありました。問題行動もとてつもないものばかりで、私のセラピーの力がないからだ、ちゃんと出来ていないから源はこうなってしまったんだと落ち込む事も沢山ありました。それでも、上原さんは丁寧にその時の息子に必要な課題を教えてくれてその課題をコツコツと積み重ねた結果、日常生活は格段に変わり始め、今では家族で旅行やお出かけを楽しめるまでに成長することが出来ました。また、楽しめた経験は息子にも家族にとっても強化子になります。キャンプから帰ってきた後、主人が次はキャンピングカーを借りて出かけてみようかと提案をしてくれました。実は、主人はアウトドアが大の苦手です。その主人がこの様な事を提案してくれたことにもびっくりしました。興味がなかったり苦手だと思っていたことも挑戦してみることで好きになったり興味を持つきっかけになるのは、子供だけではなく親も同じですね。コロナが落ち着いたら、家族で飛行機に乗った旅行もチャレンジしてみたいです。
まだまだ日常には源が楽しめること、好きになれることが沢山あると思います。源の生活に楽しみな事がもっと増えていく様に、今後もABAを続けていきたいです。色々な事に少しずつ挑戦できる様になってきた今の息子の成長を、本当に嬉しく幸せに感じています。
コンサルタントより
夏休みが始まった当初、源くんのお母さんよりご家族でキャンプに行かれることを伺いました。キャンプは源くんを連れていくのは初めてで、ご不安より楽しみにされていることが伝わってきました。これまで、源くんのご家族は、家族旅行については源くんの問題行動のため、諦められていたとのことでしたので、今回のようにご家族の皆さんで楽しい時間を過ごせたことに本当に嬉しく思い、ビデオを見せていただいた際は感動いたしました。旅行以外にも、多くのおもちゃ遊びや運動も日常に取り入れられ、かんしゃくが落ち着いた後に悩まれていた余暇を過ごすスキルもこの1年半で格段に増えました。これはひとつひとつの問題行動に忍耐強く対応し、適切な遊びを丁寧に教えてこられたお母さんの日々のお取り組みの成果です。現在はコロナ禍により、ご活動に制限があると思いますが、状況が許す限り、ご家族で新しいことに挑戦したり、素敵な思い出を作り続けてください!楽しいご報告をお待ちしています。