はさみ

1月のできたよ!

2023年1月のできたよ!は、4歳2ヶ月の智也くんのはさみ課題です。はさみのスキルは、安全面に注意すれば2歳半以降から始めても良いとされています。4歳ごろには直線から曲線を切ることができるようになりますが、スキルの習得には個人差があり、お子さんによっては大人の手助けを必要とする時期であるともいわれています。はさみは、手と指の力をうまく使うスキルが求められ、練習を重ねるほど上手になります。

親御さんより

智也がハサミの課題に取り組み始めたのは3歳になった頃だったと思います。

ハサミへの関心はありましたが適当に持って遊びたがるので、コンプライアンスをつけて正しい持ち方で持てるようになるまで時間がかかりました。日々プロンプトしながら練習するうちに自分で持つことが出来るようになりました。

次に直線を連続切りする課題に取り組みました。

最初の頃は、この連続で切るという動作が難しく一回切りの動きで止まったままハサミが前に進みませんでした。また、線を切っている途中で紙を持ち変えるという動作が上手くいかず、持ち変えるときに紙を落としてしまったり、線からはみ出したりすることが多々あり、最後まで上手く切ることが出来ませんでした。

そのためプロンプトで声をかけたり手を添えながら出来るようになるまでゆっくり練習しました。

次第に慣れてきて、丸や三角などの形も切ることが出来るようになってきました。ハートの形を切るときは窪みの部分が特に難しく、その部分だけを練習したりもしました。時間はかかりましたが、繰り返し練習することで切れるようになってきました。今回のビデオは、三角とハートを切っているところですが、現在は星や動物の形など更に複雑なものに取り組んでいます。

スキルをつけていくことも大変でしたが、時に「はさみで切って。」という指示を無視したり、ふざけて間違ったハサミの持ち方で切ろうとしたり、こちらのプロンプトを嫌がって強引に切ろうとしたり、切っている途中の余所見や、おしゃべりが多いことへの対応にも難しさを感じました。そういった際には、都度上原さんに相談させていただき対応することで、その行動を減らしていくことができました。

これからも智也の出来ることが更に増えるように、引き続きご指導いただきながら家族で多くの課題に取り組んでいきたいと思っています。

コンサルタントより

智也くんは最初ははさみを何とか持つところから始まり、開いたり閉じたりも難しそうでしたが、お父さんやお母さんと日々練習を重ねていき、こんなに上手になりました!最近は、2〜3ミリ幅の直線なども練習をしていますね。そしてこの一年の間に言葉が出るという大きな変化もあり、今は静かに切ることにも取り組んでもらっています。

これからも練習を続けて、色々な形を切ることを楽しんでいってくれたらなと思っています。Good Job!