野球奮闘記(後編)

2月のできたよ!

こちらが2月のできたよ後編になります。その後の枝豆くんの勇姿をお楽しみください!

親御さんより

上原さんのコンサルでアドバイスをいただきながら、野球のセラピーを行っていると、ふと枝豆が「感覚をつかむ」瞬間がありました。

腕をしっかり振って真っすぐ早いボールが投げられるようになる、グローブを大きく開くことが出来るようになる、ボールを目で追ってグローブの位置をずらせるようになる、等。そこですかさず目いっぱいの強化を行うと、枝豆の最高の笑顔とともにスキルが定着していく、という経験が何度もありました。

不思議なもので、あれだけ手を焼いていたジャンプする等の多動的な癖も、野球のスキルの定着ともに発生する頻度が減っていきました。

もちろん、息子は器用な子ではありませんし、加えて私はセラピーやDTTを通すのが下手くそで、コンプライアンスも高いとは言えません。本当にゆっくり、少しずつの成長でした。それでも父親として、大好きなかわいい息子とキャッチボールがしたい、という一心で、諦めずに課題に取り組みました。私は強化だけは得意でしたので、それだけは誰にも負けないよう妻をはじめとしたセラピーの協力者に支援して頂きながら、息子と楽しく笑い合いながら、特訓を続けました。

最近では多動的な癖もほとんど無くなり、捕球時の手の角度やゴロを取るときの構え等を教えていると、まるで普通に野球を教える父親みたいだな、と感じることが増え、嬉しく思っています。

今では、ご覧いただいた通り、誰がどう見ても「父と子のキャッチボール」ができるようになりました!

現在はバットも練習中ですが、関わる時間が限られる父親の私でも諦めずに続けていけば、息子にしっかりスキルをつけてあげられることが実体験できましたのでこれからも野球のみならず、たくさんの父と子の思い出を作っていきたいと思います。

コンサルタントより

この度は、枝豆くんのご両親にスキルを最初から教えたところから、現在に至るまでのビデオを時系列に編集していただき本当にありがとうございました。

お父さんが書いてくださった文章と共に、枝豆くんとお父さんがとても根気よく練習を重ねてきた結果、このような素晴らしいキャッチボールの様子へと繋がってきたことがよく分かります。お父さんがおっしゃっているように、最初に投稿をしてくださったキャッチボールをするお子さんのようには難しいのではないかとお考えになった時から、少しずつ教えていけばできるようになる、ということを見せてくださいました。

また2021年2月の「今月のできたよ!」キャッチボールの投稿をしてくださったご家族からも、ご自身たちのお取り組みがどなたかの刺激や目標となったことを大変感激されたというご感想をいただきました。

私が掲げるABAの目標のひとつが、このような時間をご家族で過ごしていただくことですが、私の役割は教え方をお伝えするところのみです。実践してくださるご家族のご熱意とお子さんたちの頑張りは私にとって最高の強化子です。

枝豆くんご一家を始め、チームの皆さま、いつも本当にありがとうございます。

枝豆くん、かっこいいぞ〜👍 これからもお父さんやお母さんといろいろな思い出を増やしていってね!