大縄跳び
今月のできたよ!
12月のできたよ!は、年中さんの青くんとお姉ちゃんによる大縄跳びです。
縄跳びを行うことで、筋力アップ、持久力に加えて、集中力や忍耐力の向上にも繋がると言われています。また、幼稚園の運動会や小学校の体育の授業などでも、取り入れられていることが多くあるので、早期療育の時期から備えておく必要があります。
親御さんより
青がABAと出会ったのは2歳後半でした。
それまでは、いつも遠いところを見ているようで、彼の世界に私たち家族はいませんでした。目の前で話しかけても目は合わず、呼びかけても声はなかなか届きませんでした。おもちゃで遊ぶこともなく、毎日、家中を奇声を出しながら行ったり来たり走り続けていました。運動に関しては遅れはないと思っていましたが、指示に従うことができず、どの課題もスムーズに進むとは言えませんでした。
縄跳びの課題では、まずはジャンプの練習から始まりました。日常の中でぴょんぴょん飛び跳ねていたので、「ジャンプはすぐにできるだろう」と思っていましたが、あえなく撃沈しました。自分流に跳び続けることはできても、指示のタイミングに合わせるのはなかなか難しかったのです。他にも、線を飛び越えることはできても真上にジャンプすることができない、縄跳びのタイミングでジャンプすることができないなど、たくさんのつまずきがありました。しかし、コンサル中に上原先生から適切なアドバイスをいただき、さらに私たち家族をいつもたくさん褒めてくださったので、諦めることはありませんでした。
ABAと出会う前、青が大縄跳びを跳ぶなんて想像もできませんでした。周りの人に「できないならやらせなくてもいい」「そのままを受け入れた方が彼のためだ」と言われたことを、きっとその通りだと思っていたでしょう。佐々木先生と上原先生との出会いは、私たち家族にとって奇跡です!ABAを続けてよかった!今はそう思えます。
多様な課題を乗り越え、とうとう大縄跳びが跳べるようになりました。目が合わない、何にも興味がないと思っていた青が縄を見て一生懸命跳んでいる姿を見ると、嬉しくてたまりません。跳べた時は嬉しそうな顔をし、引っかかった時は悔しそうな顔をするなど、表情がとても豊かになりました。
姉と一緒に跳べるようになると、姉が一番嬉しそうでした。
「あおくん!次はもっと跳べるように頑張ろうね。」
「あおくん、うまいなー!」
「あおくん、ひっかかっちゃったね。」
青に暖かく声をかける姉の姿を見ると、「ABAと出会えて本当によかった」と心から思います。
ABAを通して、諦めていたことを青は少しずつできるようになってきました。私も「諦めないでいいんだ!」と、今はそう思えるようになりました。そして何より、ABAを通じて家族の絆が深まっていることを嬉しく思います。ABAは私たち家族の大切な架け橋です。
青くん、これからも、もっともっと大好きなことを見つけていこうね。
次は八の字跳びに挑戦するよ!
コンサルタントより
映画仕立てのかっこいいビデオが届きました!
コンサルをご利用してくださっているご家族の多くが、「お子さんは運動ができるようにならない」「本人ができないことを無理にさせる必要はない」とどこかで言われていることが多いのが事実です。そのような中、青くんのご家族はスモールステップで大縄跳び課題に取り組んでくださり、動画のように青くんも飛べるようになりました。
最初は、縄を回すお母さんが、青くんが跳びやすいようにタイミングを合わせていたところから、今は縄のペースに合わせてリズムをとりながら跳んだり、お姉ちゃんと呼吸を合わせて跳ぶことができています。本当に上手になりました。
青くんママのABA百人力は本当に心強いと思います。青くん、そんなママたちと引き続きできる技を増やしていってね。