1年生でがんばりたいこと

今月のできたよ!

新年度の最初の投稿は、先月幼稚園を無事に卒園し、入学式を控えているけんとくんが1年生でがんばりたいことを書いてくれているところです。学校生活では、様々な場面で文字を書くという活動があります。その基本である正しい鉛筆持ちをすることにより、文字をきれいに書くことができる他、手が疲れにくく、姿勢も崩れにくいことで集中力が長続きすると言われています。

親御さんより

文字を書くことを教え始めたのは5歳になる少し前からでした。課題を教える前は、鉛筆も正しく持つことができず、三角や四角などの形もかけずお絵描きをやらせても形にならないぐちゃぐちゃの殴り書き、文字は読めるものの書くことは全くできませんでした。

始めに鉛筆を3点持ちで正しく持つことから課題で教えました。次に、線模倣でいろいろな形を書くことを教えました。一つ一つの形を書けるようになるまでにすごく時間がかかりましたが、一線一線丁寧に教えることによって、形を捉え、書くことができるようになってきました。さらに、お絵描きを教えてからは人や動物や乗り物、景色などを描けるようになり、直線だけでなく曲線なども上手に描けるようになってきました。

こうして、線模倣やお絵描きができるようになった頃、課題で文字を教え始めました。自分の名前のひらがなの文字を書くことから始めて、46音教えました。さらには、濁音・半濁音・拗音・促音などにも取り組みました。例えば、「ゆ」などうまく書けない文字を練習しようとすると、ふざけたり、わざと雑に書いたり、違う文字を書いたりなど、回避行動やその他の問題行動が出てくるので、1文字の中でも上手く書けない部分だけを繰り返し練習して、その部分が書けるようになったら、1文字全部書いてもらうといった工夫もしました。

文字が書けるようになってからは、祖父母に年賀状を書いたり、お友達や先生とお手紙のやりとりができたり、園で習字にも取り組むことができました。文字が書けることで、活動の幅が広がり、他者との交流が生まれ、息子の世界を広げてくれたように思います。今は小学校生活を楽しみにしている息子。学習する上で大事な「書く」というスキルを身に着けた状態で入学を迎えられたことを嬉しく思います。

コンサルタントより

けんとくんのお母さんは、鉛筆を持つ課題から文字を書く課題に至るまで、決して焦ることなく、ご提案したすべてのステップを丁寧にそして徹底的にこなされていきました。その結果、けんとくんは、このようなきれいな文字を書くことができるようになりました。鉛筆をしっかり持ち、一文字一文字丁寧に書くけんとくんの姿に、お母さんがコツコツと教え込まれた姿が重なりました。けんとくん、いよいよ入学式を待つばかりとなったね。こくごとさんすうのおべんきょう、しっかりがんばってね!

けんとくんを始めとする新一年生の皆さん、入学おめでとう!